商品説明
定番の二胡エントリーモデル!
特徴
入門用に最適な紅木使用のスタンダードモデル
<セット内容>
・二胡本体(ER-400)
・専用ケース(NKC-01)
・弓(ERB-50)
・松脂
・駒
・コントロールマット
・弦セット
二胡の素材による違い
木材から作られている二胡は、使われる木の種類によってその音色が変わります。
二胡には様々な種類の木が使われますが、紫檀、老紅木、黒檀の3種類が二胡の三大材と呼ばれています。
良い二胡を製作するためには材料となる木材を十分に寝かせて乾燥(シーズニング)させなければなりません。
このため、良質の二胡を製作する古月琴坊の工房では、倉庫に多くの空間を割いて常に大量の木材を保管し、十分に寝かせ終えた材木を順次使用して二胡を製作しています。
紅木
中国で紅木は堅い木の総称という意味合いで使われており、特定の木を表してはいません。
中級の紅木二胡であれば、白酸枝木など特定の名称が付された木材を使用していますが、最もお求めやすい価格帯の初級の紅木二胡だと紅木と総称される堅い雑木を使用し、表面の色目を整えるため着色して仕上げていることが多くなります。
紅木の二胡は、明るくはっきりした音色を奏でます。
蛇皮
二胡の琴筒の正面には、ニシキヘビの皮が張られています。
二胡に張られた弦は、松脂を付けた弓の馬毛で擦られることで振動します。
これにより生まれた音は蛇皮の中央に置かれた駒を通じて蛇皮に伝わり増幅され、それが木製の胴全体で共鳴することにより、あの優雅で哀愁のある音が生み出されます。
このように蛇皮は、二胡という楽器にとって非常に重要な部分で、二胡の職人が最もこだわって製作する部分でもあります。
二胡の価値は、主に木材の種類と等級、蛇皮の等級、工房や職人の技量や知名度といった要素で決まります。
このため、価値の高い二胡には良質の蛇皮が使われています。
一般的に蛇皮の良し悪しは、皮の厚さ、均一さ、弾力、鱗の縦横の並びや大きさが揃っており、鱗の一枚一枚が適度に大きいといった点で判断されます。
蛇類は餌を丸呑みにするため、腹側や胴の側面は食事の際に広がります。
これにより皮が伸び縮みにさらされることから二胡に適した均質で適度に弾力のある安定した皮が取れません。
これに対して背中側の皮は背骨が通っていることでこのような伸び縮みがないため、二胡には背中側の皮が適しています。
その中でも人間でいうところの腰から少し上に当たる部分の皮が最良とされています。
ニシキヘビは成長すると全長5〜6メートルにもなる大きな蛇ですが、そのような大きな蛇でありながら二胡に適した部分は限られており、最上級の二胡に使える蛇皮は1匹のニシキヘビから二胡5本分程度しか取れないと言われています。
東南アジアではニシキヘビを食べる文化があり、食用のニシキヘビが養殖されています。
二胡用の蛇皮は、主に食用に養殖されたニシキヘビから取られています。
二胡に適さない部分の皮は財布やベルトの素材として使われ、肉だけでなく皮まで残さず利用されます。
なお、ニシキヘビは、現在ワシントン条約による国際取引の規制対象となっており、古月琴坊の二胡はすべて同条約に基づいて正式に輸入許可を得た上で仕入れています。
NKC-01ケース
発砲スチロールに布張りの軽量で頑丈なセミハードケースと呼ばれるケースが付属します。
セミハードケースは、丈夫でしっかり楽器を保護しつつ、軽くて持ち運びに便利という優れた特徴を有しています。
また、ストラップが2本付属しており、リュックスタイルでの使用が可能です。
縦持ち取っ手により、公共交通機関で移動する際も安心です。
古月琴坊とは
古月琴坊は、二胡の本場中国で職人によりハンドメイドで製作される二胡専門の工房・ブランドです。
古月琴坊は、中国江蘇省南部(上海の北西)の商工業都市“無錫(むしゃく)”という街にあります。
1990年に萬其興氏が無錫市で初めての人民公社工場である『梅村楽器工場』から独立、現在の『古月琴坊』が設立されました。
中級・高級モデルの二胡を主力商品として1992年に創業を開始した、二胡の世界では比較的新しい工房ですが、今日までわずか十数年の間に、数名の従業員から約50名まで増員し、数千平方メートルの自社工場を所有する企業へと成長しました。
【萬スタイル】
萬其興氏が丹精込めて育て上げた二胡は“萬スタイル”と呼ばれる特徴を持っています。
音量は大きく良く通り、パワフルで、音色はふくよかで柔らかく、上から下までスムーズなポジション移動が可能です。
まるで江南地区の水郷のように柔らかで美しい二胡の響きは、多くの著名二胡奏者から認められています。
職人の大半が萬其興氏の弟子であり、“萬スタイル”の楽器製作技術がここで引き継がれています。
萬其興氏は弟子への指導に非常に熱心なことでも有名で、彼に二胡製作を学ぼうと、古月琴坊の門を叩く若者も少なくありません。
【職人技が光るニシキヘビの皮張り】
特に、二胡の喉とも言えるニシキヘビの皮張りの工程は、そこの発声次第で音色が左右されるという最も重要なポイントです。
萬其興氏の技術を受け継いだ職人が、微調整しながら張って仕上げて行きます。
古月琴坊二胡に使用されている蛇皮は、主にミャンマー、ラオス、タイ、ベトナムなど東南アジアの熱帯雨林産ニシキヘビの皮です。
野生ニシキヘビは、森林破壊や乱獲によりその数が激減しているため、現在は、森林の一定エリアを囲い、生きた餌を与えることで養殖されています。
3〜4才の雄蛇の背中部分が、鱗の大きさが均一で、弾力性があり良質とされており、一枚の蛇皮から、高・中級機種で5本分、入門用クラスの機種で6〜7本分の二胡が製作できます。
【木材管理】
二胡の最高級木材として使用されてきたインド産小葉紫檀は、現在、入手が非常に困難な状況になってきているため、それに代わる材料として、赤みを帯びたアフリカ産小葉紫檀材が広く出回るようになりました。
材料を仕入れた後、棹となるアフリカ産小葉紫檀を、工房内においてしっかりとシーズニング(乾燥)を行い、乾燥や湿気による変形が起きづらいよう木材の時点から徹底して管理を行っています。
老紅木二胡の材料には、古い建物や家具を解体したものを使用しており、その中でも、元家屋の柱となっていた部分を用います。
建物になってから100年以上経ったものを使用しているため、樹木の成長期間を合わせると、400〜500年以上経過した木材ということになります。
詳細情報
本体 : 紅木、ニシキヘビ皮
弦長 : 680mm(内) / 600mm(外)
重量 : 約850g
寸法 : 820(L) x 110(W) x 130(H) mm
セット品 : 専用ケース(NKC-01)、弓(ERB-50)、松脂、駒、コントロールマット、弦セット
形式:蘇州式
素材:本体(琴筒、琴托、棹、糸巻き): 紅木
琴筒正面:ニシキヘビ皮
琴頭装飾:牛骨
棹装飾:銀線
セット内容
ケース: NKC-01(セミハードケース)
弓: ERB-50(北方式)
駒: EB-01(油煎)
フェルト: EFT-02(ポリエステル)
替え弦: ERS-50
松脂
■管理コード:4534585900395
【2018/08/16】【】
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